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白刃の滝から浮かび上がる
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こちらはIC21の阿雲中心、二次創作SSサイトです。

SSは下記アドレスにて展示中。(こちらが作品移転先です)
http://gourdon.blog.shinobi.jp/

[管理]さんさしおん

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以前PCが壊れてしまったときに至ってしまった高見×雲水の境地。
どうしたんでしょうねぇ。
というわけで、雲水総受けがお好きな方に。
ドン雲が楽しいとコメントいただいたので、出してもいいかなーと(^^)
桜庭雲水書きたいな~。

http://gourdon.blog.shinobi.jp/Entry/307/(高見×雲水) 

拍手をたくさんありがとうございました!!
読みに来てくださる方がいてうれしいですv



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あ゛ー、ついてねぇ。

いい女を見つけたと思ったら、金がなった。
カモを見つけたと思ったら、金を持っていなかった。
パシらせて場所と金を確保している間に、女に逃げられた。
次の女を連れてこさせる間に酒でも飲もうと座ったとたん、ケーサツ連れてきやがった。
何もする間もなく、退散。
馬鹿馬鹿しい。
ナンパと脅しの時間を無駄にしただけだった。

辛気臭い寮に帰るしかないかと、電車とバスを乗り継いで階段の前までたどり着けば、突然の土砂降り。
仕方なく階段を駆け上がり寮に飛び込むと、案の定、湿気で増大された男臭に溢れかえっている。

あ゛ーついてねぇ。

声をかけてくる人間を無視して、自室の扉を開ける。
すぐに目に入ったのは、濡れた体を拭いている兄の坊主頭。
兄が振り向くより早く、背中から抱きつく。
「あ゛ー臭ぇ」
「阿含、なんだ急に入ってきて」
「俺の部屋だからいーじゃん。それにしても汗臭ぇなぁ」
「部活が終わった直後に降られたからしょうがないだろう。シャワーはこれからなんだ」
「帰ってくる前に拭いとけよ」
「すぐに風呂だから面倒くさい。お前だって、濡れてるじゃないか。冷たいぞ」
雲水の手が阿含の髪に触れる。
「あ゛ー、俺も風呂はいるから」
「そうか。なら準備しろ。すぐに向かうぞ」
「へーへー」
「あ、ご、ん。放せ」
「へーへー」
「あーごーん。風呂、行くんだろう」
「へーへー」

10分くらい張り付いたままでいたら、雲水が鉄拳落としやがった。

やっぱり今日はついてねぇ。

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「ピックシゥッ」

な、なんだ、今の音??小さな破裂音?
一休は周りを見回して、鼻を押さえている雲水で視線を止めた。

「ピックシゥッ」

雲水が大きく体を震わせて声を出した。
思わず一休の体も跳ねる。

「・・・雲水さん?」
それってなんですか?

「すまん、朝が冷えるとちょっとクシャミが」
「クシャミ・・・」
だったんすか。


鬼カワイーっす!!!


「冷えますからねー。俺、電気ヒーター持ってますよ。部屋、どうぞ来てください」
「それはいいな。後で寄せてもらうよ」

ラッキー!
月間アメフトの最新刊用意しとけば、1時間は一緒にいられるぞ。
後で買い出し行こう!
あとは雲水さんの好きなウーロン茶、ウーロン茶。
ゴクウをどうやって追い出すかな-。


「おい、俺が隣にいるのわかってて、追い出す算段はヤメロ」
ゴクウの肘が一休の腹にヒットした。



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急に冷えるようになりましたので、皆様、お体にはお気をつけください。
遊びに来てくださっている皆様、拍手をたくさんありがとうございました-!!

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「弥勒」
「なんだ、ゴクウ」
「阿含、寮にいると思うか?」
俺はゴクウの問いかけに考えるフリをした。
阿含はまだ『ナニか』してもらうのをあきらめてはいないんじゃないか、なんて考えるまでもない。
「いるだろ」
「やっぱりなー。賭にならねぇか」

そんな会話をしながら電車を乗り継ぎ、バスに乗り換え、神龍寺の階段を上りきって帰ってくると、寮の食堂で阿含が飲んだくれていた。
健全にもゼロコーラを。

「阿含、帰ってくるなら一緒に行動すれば良かったじゃないか」
雲水が一番最初に食堂に入った。
他の連中は入り口に溜まるだけで動けない。
阿含はペットボトルにフタをして、雲水に笑いかけた。
ニヤ~という効果音がぴったりの、イヤらしい笑顔だ。
雲水にも阿含の不穏な空気は伝わって、ぴたりと足が止まる。
「なんだ」
「考えてたのよ」
「なにを」
「雲水ちゃんに、なーにをしてもらおうかってサ」
気持ち悪い阿含の話し方に、語りかけられている雲水だけでなく俺たちまで寒気が走る。
そろそろ1年生は避難させるべきか。
「で、オーレ、きめちゃった」
ハートマークでも語尾についているじゃないか、という浮かれ口調に、雲水をしたからのぞき込んで上目遣いの念の入れよう。

俺が右手を振ったのを合図に、サンゾーと芽力が1年生をそれぞれの部屋へ誘導し始める。
ナニが起こるかわからない。
ここから先の責任は2年生だけで取る。

「ちょっと待て」
雲水がおもむろに右手で阿含の顔を押し戻した。
「んだよ」
「裸踊りはなしだ」
「あ゛あ゛?!」

ハ・ダ・カ・踊り???!!!
俺たちも一斉に顔を見合わせる。


「お前はなにかというと俺に裸踊りをさせようとするが、こんなところでそれはゴメンだ」
「てめぇ、俺の命令に逆らうってのかよっ」
「試合に出ていないんだ。俺にも範囲を限定する権利がある」
阿含がムッと口を閉じる。
「たまには他のことはないのか」
引き結んだ口を微妙に波打たせながら、阿含の視線が雲水をきつく睨んだ。

「バーカっ!てめぇにできることなんざ、ねぇよっっ」


言うが早いか、阿含は椅子から飛ぶように立ち上がり、俺たちが群がる入り口へ駆けだしてきた。
慌てて道を空けると、風のように走り去っていく。
さすがのスピードだ。


「まったく、俺が嫌がるとわかっていて裸踊りばかりさせようとするんだからな。いじわるだよなぁ、アイツ」

俺たちの所まで来て阿含を見送った雲水がつぶやいた。

兄貴に裸踊りをさせて喜んでる、って皆にバレたな、阿含。
同情するぞ。

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練習試合が終わった。
俺はヘルメットのおかげでずれた緊箍児(いや、これただのヘアバンなんだけど)を直す。
今日は途中から阿含がやってきたが、出番がないまま終わってしまった。
来てすぐに監督の横で寝転がっていたから、出る気はなかっただろうけど。
「楽勝だったな」
なんてサゴジョーたちと笑い合っていると、阿含がのっそり起き上がった。
雲水が阿含のそばに立ったからだ。
「寝ていないで、さっさと帰れ」
「あ゛あ゛?てめぇが来いっていうから来てやったんだろうが」
「それは感心だな」
ああ、この間部室で喧嘩してたもんな。や、あれは喧嘩じゃないか。
一方的に雲水が怒鳴って、阿含が逃げ出しただけ・・・。
「来たからには、払ってくれるんだろうな?」
「なに?」
「何でも言うこと聞くって言っただろうがっ」
ええーあんな雲水のセリフ真に受けて来ちゃったのかよ、阿含。
てか、あんなことでいいんだ、やっぱり・・・。
「試合にも出ないやつがなにを言っている」
「てめぇが言ったのは「試合に来い」だったろうが。出ろ、なんて言ってねぇだろ」
阿含の言葉を聞いて雲水は少し考えたようだ。
「確かに俺はそういったな。仕方がない。で、何をしてほしいんだ」

えええええええぇぇぇぇええええええええええぇぇえええええええぇぇぇぇぇぇぇえええええ!!!!!
ここで???!!!!!!!!!!!!

俺は一歩、二歩と後ずさった。
他のヤツラも少しずつ距離をとっていく。
あくまで、自然に、自然に。

阿含はしばらく雲水の顔を見ながら黙っていた。
それからだんだんと顔が険しくなって、ついでにだんだん赤くなって。

「バーカっ、てめぇにしてほしいことなんざねぇよっっっ」

と捨て台詞を残して去っていった。

ホッと息を吐く俺たち。
阿含のしてほしかったことがナニかは考えないようにして、それでもまあとにかく、こんな公共の場所でナニもなくてよかった。
阿含の後姿を見送ってから、ようやく雲水が口を開いた。
「しろとかするなとか・・・気まぐれなやつだ。なぁ?」
俺に言うなよ。
「まあな」
それ以上いえることがなかったので、とりあえず返事だけしてやる。

阿含、気の毒に。









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拍手、ありがとうございます!

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「いい加減にしろっっ」
雲水さんの怒声が部室を振るわせる。
鬼スゲー声。俺の耳は一瞬聴力を失った。
耳を塞いで蹲る他の部員たちには目もくれず、怒鳴られた当人はベンチに横たわって耳をほじっている。
「うるせーなぁ雲子は」
「五月蝿くてけっこうだ。練習に出ろとは言わん。試合には出て来い」
「だーかーらー、それがうるせぇっての。俺のことで手前ぇは指図できねぇんだよ」
「指図しているわけではない。頼んでいるんだ」
いや、それは頼む態度には見えませんが・・・。
って言わないけど。
阿含さんももちろん反論する。
「それが頼むって態度かよっ。人に頼むにはスジってもんがあるだろうが」
「・・・なんだ、それは」
阿含さんがようやく体を起こした。
「まあ他人ならまず金だな。女なら体でもいい」
「金などない」
「わーってるよ。だから雲子が俺に頼むのはムリっつってんだろ」
阿含さんはまたベンチに横になった。雲水さんには背を向けている。
今度は本格的に寝る体勢だ。
雲水さんは阿含さんの背中を見ながら顎に手を当てて何か考えているようだ。
そろそろフォローしようかな。
阿含さんいなくてもがんばりますよ、とかって。
「おい、阿含」
「なんだよ」
「なんでも言うこと聞いてやる」
雲水さんの言葉に阿含さんの体がピクリと跳ねた。
雲水さんなりに考えた結果の代価らしい。
俺は周りにいた弥勒やゴクウと視線を交わす。

ま、まさか、ここで、その、なんだ、あの、いいいいいや、そこまでじゃなくって、その、えーっとこ、こ、告白とかまあでいなかいよな!
逃げる準備するべき??!!

誰もが視線をさまよわせながら次の展開にビクビクしているのがわかる。考えることは同じ。
じりじりと出口に足が向かう。
「おい、それならどうだ」
返事をしない阿含さんに雲水さんが詰め寄る。
雲水さーんっ、勘弁してくださいよ!ここで、それ以上言わないで!!
阿含さんはしばらく固まったまま動かなかった。
と思った次の瞬間、見たこともない跳躍でベンチから跳ね起きてそのまま部室の扉にむかって走り出す。
「おいっ」
「バーカっ」
雲水さんが声だけで追いかけたけれど、阿含さんは捨て台詞を残して消えていった。
鬼情けないっすね・・・。
雲水さんは阿含さんの消えた扉を見て肩を落とした。
「なんてワガママなヤツだ・・・なんでも聞いてやるって言ったのに。なぁ?」
雲水さん、俺に振らないで。
とりあえず一生懸命頷いておいた。

阿含さん、カワイソウっす。

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Ah. amusement park  おまけ を更新しました。
今更ですが続き、というか、ヒルマと雲水の賭けの内容です。
雲水は当たり前のことを言っただけで、本当に賭をしたつもりはないんですよ~。

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彼岸が近づいて、神龍寺には檀家からたくさんの花やらお供えやらが届けられている。
1年生は授業の一部を使って、供物の仕分け作業をさせられていた。
青いリンドウ、白いキク、赤いホオズキ。
「こんだけあれば花屋ができるなぁ」
ゴクウがキクを振り回しながら周りを見回した。
「乱暴に扱うな」
すかさず雲水にたしなめられる。
「わり、わり」
キクを戻したゴクウは、束ねるために横に並べてあったホオズキを手に取った。
「これって花かぁ?」
「実だろ」
弥勒が手元から視線を上げずに答える。
「笛作ったことないんすか」
「フエ?」
一休はホオズキの実を一つもぎ取った。
「おい」
「いや、これちょっと汚くなってますから、ね」
雲水に見咎められて、ほんの少し黒くなったところを見せる。
立場上注意をした、という風情の雲水は、肩をすくめただけでそれ以上は言わなかった。
一休は外側を覆う赤い皮をむき、紅玉と呼ぶのがふさわしい実を取り出す。
「へぇ、中身があるんだ」
ゴクウは感心しきりだ。本当に知らないらしい。
「この芯をとって、中身を取り出すと笛になるんすよ。ね、雲水さん」
一休はそう言ったが、実は自分では笛にできたことがない。
こういう繊細な作業にはむいていないのだ。
「まあ、そうだな」
てっきり一休は、雲水が差し出した実を受け取って笛を作り出してくれると思ったのだが、雲水は動いてくれなかった。
「俺はそういう作業は苦手だ。潰すのがオチだな」
「あ、俺もっす。けっこう難しいっすよね」
雲水も苦手、とわかると、できないことがかえってうれしくなる。
オソロイ、というやつだ。
「阿含は得意だがな」
続いた雲水の一言で、なんとなく場が凍った。
「へぇ、あいつがそんな細かいことやるのか」
場を取りなしたのは、いち早く立ち直った弥勒だ。
「あいつは何をやらせても上手い」
雲水はそう言って作業に戻った。
無駄口はこれまで、というあっさりした態度だ。
他の連中も作業に戻る。
一休は手に持っていた朱色の玉を、葉くずを入れている籠に放り込んだ。

なにをやっても雲水は阿含に結びつける。
またそれを思い知った。





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すみません、また放置・・・。
拍手、コメントをありがとうございます!!
SSを書いていないと、浮上しにくく(言い訳・汗)

ひたすら片想いな一休に思いをはせる夏でした。
継続中です。

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Ah.  amusement parkを更新しました。
金剛兄弟お誕生日話。

ご無沙汰しておりました!!
仕事が忙しかったので完全にネットから離れておりました~~~。
コメント、拍手をいただいた皆様、不義理をしてしまい申し訳ございません!!!


去年張り切って更新していたので、今年はペースダウンするつもりでしたかが、こんなに間が空くとは自分でも思いませんでした。
マイペースでやっていきます~。


また、未曾有の大震災において被害にあわれた方、怖い思いでお過ごしの方に心よりお見舞いを申し上げます。

簡単で申し訳ございませんが、ここでコメントへのお返事を。(反転)
飴玉さん、みつ豆さん、お元気そうで良かったです!!読んでくださってありがとうございます。
リーマンシリーズ化、検討します(笑)
きむ様、いかがお過ごしですか?雪の中の二人も好きなんですが、汗をダラダラ掻いている姿を垂涎の思いで見つめる阿含と一休を妄想できる夏の到来が楽しみなこの頃です。

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